朗読コンサート「耳をすましてごらん」♪
先週の日曜日は長年お世話になった朗読の先生の35周年の朗読コンサートに行ってきました。
会場はやまと郡山城ホール・大ホール。大ホールがほぼ満席という盛況ぶりでした。
第1部に朗読された志水恵津子さん作「時雨月」は奈良町が舞台の小説です。
不細工なのが売りの奈良町芸者の浜菊さんが奈良町で和風のギャラリー&カフェを営んでいる女主人が家主から身内の事情で立ち退きを迫られているところに助け舟を出したことから二人の間に友情が芽生え自分の半生を語り始めるようになります。
浜菊さんのお母さんも芸者さんだったのですが器量がよかったため仲間からいじめられつらい思いをしたので 娘の浜菊さんが初めてお座敷に上がる日にわざと不細工な化粧をして器量よりも芸で勝負していくように諭したこととか
お母さんが芸者だったから同級生からいじめられている浜菊さんを高畑サロンの文豪の坊ちゃまがかばってくれて 彼が進学で奈良を離れる日に「小公女」の本をプレゼントされたこととか
知っている土地の名前とか出てくるのでとても身近に感じて聞き入ってしまいました。
高畑サロンの文豪といえば「あの方」ですね!
最後に浜菊さんはその文豪の坊ちゃまから50年ぶりに会いたいと連絡をもらったとかで ギャラリー&カフェの女主人に普通のお化粧をしてほしいとお願いにくるのです。
心をこめて丁寧にお化粧をしてもらった浜菊さんはお坊ちゃまの待つ菊水楼へと向かいます。
この時浜菊さんが女主人に言ったセリフが心に残りました。
「女はたった一人の心の恋人と たった一冊の好きな本があれば生きていける生き物だから」
これは原作では「たった一冊の良書」となっていたそうですが先生が朗読するに当たり原作者さんの了解を得て「好きな本」に変えられたそうです。確かに朗読のように耳から聴く場合「良書」よりも「好きな本」の方がわかりやすいですものね。
それにしてもカッコいいセリフですよね。私も『菊水楼』でご馳走してくれるような「心の恋人」を持ちたいものです。(なんて現実的な)
第2部の名取佐和子さん作「『マツミヤ』最後の客」は大型スーパーができたためすっかりさびれた商店街で細々とパン屋さんを営んできた夫婦が とうとうお店をたたまなくてはならなくなった最後の1日を描いた物語です。
最後の最後に来たお客さんは先代の社長で 弟子を一人前のパン職人に育てようと厳しく鍛えていた社長の愛や 遠く離れた故郷で息子のことを案じていた母親の愛が描かれていてとても感動的なお話でした。
三岡康明先生のイメージイラストです。
とても雰囲気がよく出ています。
今回は先生の35周年のコンサートでしたが 私は20代から30代にかけての12年間お世話になりました。
朗読教室を35年も主宰されるというのは大変なことだと思います。
また40年50年に向けて頑張っていただきたいです。
ところでこのチラシの素敵なイラストを描いているのは私の名刺を作ってくれたイラストレーターのマキちゃんです。(もともと朗読つながりなので)
普段はかわいい動物のイラストを描くことの多いマキちゃんですがこんなイラストも描いています。絵がうまい人ってなんでも描けるのですね。
マキちゃんもコンサートに来ていたので並んで見ました。
会場のやまと郡山城ホールです。屋根瓦に白壁がとても映えて本当にお城みたいです。
コンサートが終わった後はかつての朗読仲間の人たちと ここのカフェでおしゃべりして旧交を温めてきました。とてもいい一日でした。
by 西ノ森
会場はやまと郡山城ホール・大ホール。大ホールがほぼ満席という盛況ぶりでした。
第1部に朗読された志水恵津子さん作「時雨月」は奈良町が舞台の小説です。
不細工なのが売りの奈良町芸者の浜菊さんが奈良町で和風のギャラリー&カフェを営んでいる女主人が家主から身内の事情で立ち退きを迫られているところに助け舟を出したことから二人の間に友情が芽生え自分の半生を語り始めるようになります。
浜菊さんのお母さんも芸者さんだったのですが器量がよかったため仲間からいじめられつらい思いをしたので 娘の浜菊さんが初めてお座敷に上がる日にわざと不細工な化粧をして器量よりも芸で勝負していくように諭したこととか
お母さんが芸者だったから同級生からいじめられている浜菊さんを高畑サロンの文豪の坊ちゃまがかばってくれて 彼が進学で奈良を離れる日に「小公女」の本をプレゼントされたこととか
知っている土地の名前とか出てくるのでとても身近に感じて聞き入ってしまいました。
高畑サロンの文豪といえば「あの方」ですね!
最後に浜菊さんはその文豪の坊ちゃまから50年ぶりに会いたいと連絡をもらったとかで ギャラリー&カフェの女主人に普通のお化粧をしてほしいとお願いにくるのです。
心をこめて丁寧にお化粧をしてもらった浜菊さんはお坊ちゃまの待つ菊水楼へと向かいます。
この時浜菊さんが女主人に言ったセリフが心に残りました。
「女はたった一人の心の恋人と たった一冊の好きな本があれば生きていける生き物だから」
これは原作では「たった一冊の良書」となっていたそうですが先生が朗読するに当たり原作者さんの了解を得て「好きな本」に変えられたそうです。確かに朗読のように耳から聴く場合「良書」よりも「好きな本」の方がわかりやすいですものね。
それにしてもカッコいいセリフですよね。私も『菊水楼』でご馳走してくれるような「心の恋人」を持ちたいものです。(なんて現実的な)
第2部の名取佐和子さん作「『マツミヤ』最後の客」は大型スーパーができたためすっかりさびれた商店街で細々とパン屋さんを営んできた夫婦が とうとうお店をたたまなくてはならなくなった最後の1日を描いた物語です。
最後の最後に来たお客さんは先代の社長で 弟子を一人前のパン職人に育てようと厳しく鍛えていた社長の愛や 遠く離れた故郷で息子のことを案じていた母親の愛が描かれていてとても感動的なお話でした。
三岡康明先生のイメージイラストです。
とても雰囲気がよく出ています。
今回は先生の35周年のコンサートでしたが 私は20代から30代にかけての12年間お世話になりました。
朗読教室を35年も主宰されるというのは大変なことだと思います。
また40年50年に向けて頑張っていただきたいです。
ところでこのチラシの素敵なイラストを描いているのは私の名刺を作ってくれたイラストレーターのマキちゃんです。(もともと朗読つながりなので)
普段はかわいい動物のイラストを描くことの多いマキちゃんですがこんなイラストも描いています。絵がうまい人ってなんでも描けるのですね。
マキちゃんもコンサートに来ていたので並んで見ました。
会場のやまと郡山城ホールです。屋根瓦に白壁がとても映えて本当にお城みたいです。
コンサートが終わった後はかつての朗読仲間の人たちと ここのカフェでおしゃべりして旧交を温めてきました。とてもいい一日でした。
by 西ノ森
by nishi-no-mori
| 2011-08-28 14:21
| 舞台・コンサート
大好きなタカラヅカを中心に きれいなもの 夢のあるものについて綴っています♪
by nishi-no-mori
S | M | T | W | T | F | S |
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
カテゴリ
全体タカラヅカ
写真撮影
おでかけ
舞台・コンサート
映画
本
アート&カルチャー
フォト&ポエム
雑記
グルメ
未分類
最新の記事
宝塚宙組公演「王妃の館」「V.. |
at 2017-02-05 15:50 |
七海ひろき主演「燃ゆる風」観.. |
at 2017-01-22 16:05 |
カレンダー原画展 |
at 2016-10-11 22:50 |
星組公演「桜華に舞え」「ロマ.. |
at 2016-08-28 18:23 |
宙組公演「エリザベート」雪組.. |
at 2016-08-21 15:47 |
以前の記事
2017年 02月2017年 01月
2016年 10月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
more...
フォロー中のブログ
STERNENFLOR ...Mimosa Garde...
タワラジェンヌな毎日
ギャラリー津 遊 ― ...
Chanter fab*...
Florence*non...
なかよしさん
四季日和
Simple and O...
WESTWOODS*DIARY
London Scene
エキサイト以外のブログ
Catore Gigio
ビジョン・フリーゼ&ミニチュア
Tearoom*花
大切な今日の一日
Florileges*Toile de Jouy
ナチュラルな生活
Watercolor Studio by Masako Nagatomi
ビジョン・フリーゼ&ミニチュア
Tearoom*花
大切な今日の一日
Florileges*Toile de Jouy
ナチュラルな生活
Watercolor Studio by Masako Nagatomi